また、学校とか、例えば商店街とか、その道路事業に関連するような団体があった場合には、例えば別途意見を聴取するであるとか、あるいは要請に応じて別途
説明会を実施するとかということで対応をしております。以上です。
◎参与[
都市計画課長事務取扱](
澤田信浩君) 先ほど水野委員から
説明会の意見についてのことで御質問されたと思いますので、2月26日の
地区計画の
説明会に出た質問とか御意見を少し紹介させていただきます。
地区計画の
説明会では、
中学校の騒音による学習環境や雨水排水に関する、それに伴う
調整池の規模や配置などの質問が出ました。
公社が開発をする際には、市が騒音や
調整池については、都市計画法第33条に基づく
各務原市宅地開発指導要領に基づいて、騒音や規制については適正に指導するという旨を説明させていただきました。
具体的に申しますと、騒音についてですが、開発面積に基づきまして、例えば15から25ヘクタールの範囲に当たっていますので、緩衝緑地を15メートル設けるということを説明させていただいております。それを市がしっかり指導していくということを伝えております。
今現状は採石事業をやってみえます。山の岩石を発破をかけて、その採石を販売してみえますので、プラントは、今の
工業団地をつくりますともう少し東へ移設するということをお聞きしていますので、現在よりも影響は少なくなるという説明もさせていただきました。
なお、企業を選定する際には、学校のすぐ東になりますので、騒音や振動も考慮して審査したいと思っております。
また、企業が操業をする際には、しっかりとその企業に対して騒音規制法や振動規制法などの法令を遵守するように指導してまいります。
あと雨水なんですが、雨水は
工業団地の雨水を一旦
調整池にためるわけなんですが、それで
調整池で一旦ためて、小さい放流口から徐々に放流をさせて、計算に基づいて下流部の
排水路に影響がないようにします。
調整池は、ゲリラ豪雨にも対応できるような、30年に1度降るという降雨強度に基づいてその大きさなりを決めます。それで、その大きさとか、構造とか、しっかりその開発の基準に基づいて、市としましては適切に指導していきますというお答えをしましたところ、その質問された方は納得していただいたと考えております。
そのほかにも御意見といたしまして、
各務西組の第1
自治会長から、約50年前にちょうど、前山と地元の方は言われるんですけど、前山が10年から15年たつとなくなりすばらしいまちができると聞いておりましたけど、なかなか実現されなかった。しかし、ようやく今回の
各務山土地造成事業が実施に向けて動き出しまして、私としては評価したいということを言ってみえました。
また、各務西町地区は
各務山によって鵜沼の市街地へ買い物に行こうということを思いましても、山をぐるっと回らな行けないということで大変不便だったんですが、今言う市道各378号線ができることによって、各務西町については、先につながるいい事業だということを思っておりますということを言っていただきました。
市としましても、
各務山地区の工業用の団地としての
地区計画は御理解いただいているという認識をしております。以上でございます。
◎次長兼
道路課長(
中村俊夫君) 私からも、水野委員からの
説明会での意見はというところの部分、ちょっと補足で追加させていただきたいと思っております。
道路の
説明会におきましては、冒頭に、まず
蘇原中央町の
自治会を呼ばなかった理由はなぜということがございました。
先ほども説明させてもらったとおり、道路事業の
説明会のあり方とか効果ということを考えて、地元の
自治会をまずはお呼びしましたということとあわせて、
蘇原中央町につきましても、必要があれば別途
説明会を開催しますよという話もしております。
あとは、どうして道路が整備されることになったのかという経緯についてもお尋ねもありましたので、これについても、かねてより
各務山の開発、
各務山があることで南北に道路交通網が整備されず非常に困っているというところの実態があることから、ようやく今回そのタイミング、チャンスが来たよというところで整備を進めることになったんだという話をさせてもらっております。
あと一番大きかったのが、やっぱり
通学路の
安全対策というところで、特に、今、
杉山委員のほうからも言われたとおり、
スポーツ広場の前を通るお子さんがいると。しかも非常に小さいお子さんだということで、非常にそこについては心配しているというお話をいただきましたので、我々としましては、最終的に信号、それから
横断歩道を設置したいと考えていますが、その判断をするのは、これは市ではなくて岐阜県
公安委員会であるということの実態を説明させていただいた上で、道路管理者としては整備されるように協議をしていきますということのお話をさせてもらっております。これについては、我々として設置しますと言いたいんですけれども、何度もこれは説明しているとおり、あくまで設置、判断するのは
公安委員会でありますので、市としてできる限りの協力はしていくということの説明をさせていただいております。
あとは、例えば右折レーンはどういうふうに設置するんだとか、この道路さらに北進するような計画はあるのかとか、あとは岐阜鵜沼線の整備予定時期はどうなんだとかという、今後の道路事業のあり方についての説明がありまして、どちらかというとその道路の構造物とかに関する
安全対策とかそういったものに対する説明、御要望がございましたけれども、事業実施それ自体に対する疑問とか大きな反対というのはなかったので、おおむね計画に御理解をいただいているというふうに感じております。以上です。
(「
委員長」との声あり)
○
委員長(
瀬川利生君)
杉山委員は、今回紹介議員ですので。
◆
代表紹介議員(杉山元則君) 紹介議員なので答弁させてください。先ほどの質問に対して答弁します。
○
委員長(
瀬川利生君)
杉山委員に質問していませんので。
ほか質疑ありませんか。
◆委員(
黒田昌弘君) 今るる
説明会をこうしたああしたという説明をいただきましたけれども、今大変子供の安全が脅かされる中で、中央中・中央小からの要望をどうこの
安全確保に取り入れていくか。その要望をどのようにお聞きしたのか伺います。
◎次長兼
道路課長(
中村俊夫君)
中央小学校・
中央中学校については、平成30年9月に事業説明をしに伺っております。
また、地域の
保護者の方という意味からすれば、先ほどの道路の
説明会であったり、
地区計画の
説明会で行っておりまして、その際に
通学路に関する
安全対策の問題とか御要望について、可能な限り取り入れていくという計画で進めておりますということで話をさせてもらい、事実そのように対応しているところであります。
最近の中央小・
中学校との意見交換では、以前黒田委員もおっしゃられましたけれども、この道路が整備されることで、今まで学校の前を南北に通過しているような、例えば大型車両とか、そういった通過交通の車両がこの新しい道路のほうに転換することになれば、当然学校前の道路は、
交通量が減って安全につながることが期待されるんだということの御意見も最近ではいただいておるところです。
今後も、学校のほうと入念に情報共有しながら、できる限り要望については取り入れる形で実施していきたいというふうに考えております。以上です。
◆委員(
黒田昌弘君) ただいま学校からの要望の中身というのは、先ほどの
説明会の中でも説明をされた
信号機の設置とか、
横断歩道の設置とか、そういったこととほぼ同じということで認識してよろしいですか。
◎次長兼
道路課長(
中村俊夫君) はい。やはり
通学路の
安全対策ということでしたので、
横断歩道の設置であるとか、あるいは
信号機の設置。
横断歩道を設置される場合については、安全な
待ち場の確保というようなことを言われております。以上です。
◆委員(
水野盛俊君) 請願趣旨の中に書いてある部分ですけれども、この事業についての広報紙への掲載というようなことについてはどのように考えていらっしゃるか、お尋ねします。
◎次長兼
道路課長(
中村俊夫君) 広報紙のことなんですけれども、今回のような事業につきましては、やはり生活への影響が及ぶであろう周辺の方々、住民の方々、それから利害関係である
権利者の方に対して説明をしていくということが有効だというふうに考えておりますので、今のところ広報紙で全ての市民の方にひとしく意見を聞くというものではないのかなあというふうに考えております。意見を聞くという考えはありませんということです。
例えば広報紙は、事業が完成してでき上がった旨を、広く市民の皆様に周知するようなときは有効な手段であるというふうに認識しておりますので、そういった必要性があれば、そのときは広報紙の活用も検討してきたいというふうに考えております。以上です。
◆委員(
黒田昌弘君) 本会議でも
都市建設部長が
説明会は行わないよというような答弁をされたと思うんですけど、今後もし
中央小学校・
中学校、今この請願の中にもありましたけれども、
保護者が心配しているよというようなことで、また周辺の
自治会、
説明会を行ったんですけど、再度
説明会をしてほしいというような要望があった場合、どのように対応されるのかをお伺いをいたします。
◎参与[
都市計画課長事務取扱](
澤田信浩君) 先ほど中村次長も申し上げましたけど、今回のような事業においては、計画の段階で、広報紙で全ての市民皆様に情報提供や意見募集を行うことではなく、生活への影響が及ぶ周辺住民や利害関係のある
地権者に対して
説明会を実施し、丁寧な説明を行うとともに御意見、御要望をお聞きし、合意形成を得ることが重要と考えております。計画の段階で、広報紙で全ての市民の方々に対し情報提供や意見募集を行うことはいたしません。
これまでに開催した
説明会では、事業そのものへの反対意見はなく、住民の皆様方にはおおむね御理解をいただいていると考えておりますが、
地元自治会からの再度の開催要請や、周辺
地権者や
自治会などの関係者から要請があれば
説明会を開催させていただくという対応をいたします。
なお、個人的な御意見や御要望についても、今までどおり各担当窓口で対応させていただきます。以上です。
◆委員(
黒田昌弘君) 今学校が入っていなかったんですけど、学校から求められた場合はどうするんですか。
◎参与[
都市計画課長事務取扱](
澤田信浩君) 学校からその旨を求められた場合も、学校単位で対応します。
○
委員長(
瀬川利生君) その他ありませんか。
(挙手する者なし)
○
委員長(
瀬川利生君) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を許します。
討論はありませんか。
◆副
委員長(
指宿真弓君) 請願第1号に不採択の立場で討論いたします。
請願趣旨に対してですが、御懸念されている点について、以下のように確認できました。
学習環境への影響、通学などの危険性の増加、周辺
排水路の雨水対策については、法令や開発基準によるほか、企業選定の際にも配慮いただくこと。道路ができることで、
中央小学校・
中央中学校の
通学路は現行より安全性が高まること。新たな
調整池の設置により下流の
排水路に現状以上に負担がかからないこと。
請願項目については、
各務山土地造成事業及び市道各378号線事業について、住民
説明会がこれまで公社分を含み計5回開催、昨年9月には中央小・
中学校に事業説明を行っています。
広報紙を活用した情報提供や
意見聴取については、広報紙としての役割を考えると、現段階で掲載予定がないことは理解できます。
現時点では、事業に当たって生活への影響が及ぶ周辺住民や
地権者などに対して
説明会の実施が妥当であると思います。
また、事業が完成した折には、広報紙などを使用して市民に広く周知することも検討していることが確認できました。
なお、今後も地元住民の方、小・
中学校の
保護者に対し、希望に応じて個別、あるいは
地元自治会、学校単位に対応していくなど、説明を求める声にしっかりと応える姿勢がうかがえます。
本来、住民との対話を重視し、子どもたちの安全を第一に施策展開する本市のスタイルからもうかがえると思います。
大津市園児の痛ましい事件後、いち早く緊急
安全対策を打ち出したことが大きく報道機関に取り上げられたことでも判断できます。
以上のことから、
各務山土地造成事業及び市道各378号線事業を計画の段階で、広報紙などで市民に情報提供し、
意見聴取を求める必要はないと判断し、不採択とします。
なお、今回の請願が提出されたことに、道路整備事業を含む
各務山開発への期待と関心の高さを再認識しました。市民を代表する議員として、市民からの御意見や御要望を広く吸い上げ執行部に伝え、また執行部からの情報は正しく市民に伝えることが議員の役割であります。
議員各位におかれましても、今後も引き続き、住んでよかった、住み続けたいと思えるまちづくり実現のために、正しい情報のもと活動することを共通認識したいと考えます。
また、
説明会参加者から説明がわかりづらかったとの意見も一部あったようですので、専門用語とかが多いと思いますが、執行部におかれましては理解しやすい説明を心がけ対応いただけますよう求めます。以上です。
◆委員(杉山元則君)
各務山土地造成事業と市道各378号線の
説明会及び
意見聴取を求める請願について賛成討論を行います。
各務山工業団地開発に伴うアクセス道路整備の事業
説明会が、平成31年2月5日に中央ライフデザインセンターで開催をされました。そこで多くの方からこの事業に対して疑問が投げかけられましたので、それらを御紹介します。
まず、
説明会が一部地域にしか案内されなかったことに対して、
参加者からの発言がありました。この道路は、
蘇原中央町も関係するが、なぜ案内はないのか。小・
中学校があり、その関係者にはなぜ案内はないのか。今回の
説明会は、どこが対象かと質問がありました。
それに対して市は、今回は各務西町と山の前の一部に案内した。
蘇原中央町まで案内すると非常に多くなってしまうので、今回は道路を整備する
自治会や
地権者に案内をした。要望があればさらなる対応を別途すると答えています。
市としては、道路を建設すると一番影響を受ける地域に説明してから、その後、要望に応じて
説明会を開いていくと
参加者に約束しましたが、その後、市民要望に応じた
説明会は行われていません。
そのほかにもたくさんの意見が出されましたが、特に強い要望は、市道各378号線と南側の
スポーツ広場前道路との
交差点の
信号機設置です。
信号機設置について市は、
公安委員会が認めるまでの
交通量がないので、
信号機設置は厳しい状況と説明しています。
しかし、大変危険な
交差点になると予測されるので、地元の方は
信号設置を強く主張されています。
さらには、このような道路を地元は要望していないという意見に対しては、その意見はごもっともですと、市の職員は
参加者の意見を認めています。
また、こんな危険な道路をつくってもいいのですかと、市道各378号線に対しての反対意見が出されています。
しかし、6月議会一般質問で服部
都市建設部長は、この
道路説明会では、道路は必要ないという意見はなかったや、市として合意形成を得ることができていると判断していると答弁したのには驚きました。市民の声に寄り添わない市の姿勢には残念でなりません。
各務山土地造成事業についてもさまざまな意見が出されており、市民が直接市役所を訪れて疑問に答えてほしいと声を上げています。あさけんポストにも、
各務山工業団地建設についてわかりやすく説明してくださいという投稿が寄せられています。
2月5日の市民
説明会には多くの市議会議員が参加して、市役所の職員の説明や市民の声を直接聞いたはずです。説明不足であり、市民の理解が不十分であると感じたはずです。市職員は、要望があれば今後説明していきますと何度も答えています。
また、今回の請願には、
各務山地区周辺の方を含む540名の方がこの請願に賛同して署名をしてくださいました。
もし、このまま
説明会を行わず、広報紙にも掲載をされずにこの事業が進められることになるようなことがあれば、議会に対する信頼や浅野市長に対する信頼は落ちることでしょう。
市民
説明会を開催し、この事業に対し市民の同意を得る努力をすることを強く望み、請願に賛成をいたします。
◆委員(
黒田昌弘君) 請願第1号に対して不採択の立場で討論を行います。
今回の行政側に質疑を行ったのは、
説明会がないというような、このような今、
杉山委員の討論でもございましたけれども、そうではなく、しっかりと説明をどのようにされたのか
時系列でお伺いをしたところでございます。
私は、地元
中央小学校区の議員として、平成31年3月議会における議第30号の市道各378号線の認定議案について、現状と完成後の状況を詳細に賛成討論をいたしました。
現在各務西町から南方の県道関江南線に出るためには、中央中・
中央小学校の校門前及び
蘇原中央町の団地を通り抜けるのが通常のため、登下校時の児童生徒、中央町の住人の方々の安全を少なからず脅かしていること。ましてやニュースで多々報道されていますが、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる恐ろしい事故も起こっていることが、この学校前を通常走っている車で、もしあったらと想像すると身震いがしてまいります。
そうではなく、この市道各378号線が完成すれば、私たち議員や
蘇原中央町の方からの要望であった市道各378号線を学校方向に接続せず、
緩衝緑地帯で分断するわけでありまして、市道各378号線から直接中央小・
中学校前並びに
蘇原中央町に車は流入できません。
先日、このことを中央中、小学校の校長、教頭とも話をさせていただき、新しい道路と学校が分断されれば、現在よりも通過交通が減少してより安全になると思うとのお話をいただきました。
また、先ほど行政側から答弁をいただきましたが、両学校ともに説明を行い、要望もいただき
安全確保を行っていくとのことでありますし、中央小・
中学校や
地元自治会から再び
説明会の要請があればそれに応じるとのことであります。
市民の方々には請願を出す権利が認められていますが、市の事業に対してはせっかく今回4人もの紹介議員がつかれていますので、紹介議員には、市民と行政のパイプ役として本事業に対して住民からの要望をしっかり聞き取っていただき、行政に対しての要望活動を行っていただくことを望みます。
先ほど
杉山委員は、道路のことですが、地元は要望していないと、このように討論をされましたが、昨年ちょうど6月の
建設水道常任委員会において、紹介議員のお一人がこのように賛成討論されました。
市民の皆さんにとってはそもそも長年切望してこられた南北貫通道路で、生活道路、市内交通網である幹線道路として活用が期待されます。必要な生活道路として利便性が高い道路ですので賛成しますと、再びこのような賛成討論をしていただけることを切に願うところであります。
先ほども答弁がありましたように、これまで
地元自治会や
地権者などに対して
説明会を実施し、多くの要望を聞き取っていることが確認できました。
また、
説明会の対象者も適正であると判断をいたします。
よって、以上請願不採択の討論といたします。以上でございます。
○
委員長(
瀬川利生君) これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
おはかりいたします。請願第1号を採択すべきものに賛成の委員の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
○
委員長(
瀬川利生君) 挙手少数であります。
念のためにおはかりいたします。請願第1号を不採択すべきものに賛成の委員の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
○
委員長(
瀬川利生君) 賛成多数であります。
よって、請願第1号は不採択すべきものと決しました。
以上で、当
委員会に付託された案件は全部議了いたしました。
おはかりいたします。
委員会報告書並びに
委員長報告の作成はどのように取り扱いますか。
(「正・副議長一任」との声あり)
○
委員長(
瀬川利生君) 正・副
委員長一任との声がありましたので、
委員会報告書並びに
委員長報告の作成はそのように取り計らいます。